【意味が分かると怖い話】文化祭の幽霊

意味が分かると怖い話

僕たちのクラスでは、文化祭でお化け屋敷を作ることになった。
教室の中を暗幕で区切って通路を作り、お化けに扮装したクラスメイトがお客さんを脅かすというシンプルなものだ.
お化け屋敷自体の仕組みが単純な分、お化け役の衣装やメイクには力を入れて、ホラー映画にも負けないぐらいの迫力あるお化けを作り上げた。
特にナツミが演じた「お岩さん」のメイクは完璧に仕上がった。
お岩さんは江戸時代の四谷怪談の登場人物で、夫に毒を飲まされて醜い容貌になってしまい、幽霊となって夫に復讐した女性だ。
ナツミが変装したお岩さんは本当に恐ろしい形相で、夜道で出会ったら気絶してしまうんじゃないかと思う。

文化祭は大成功だった。
お客さんはみんなお岩さんを見るとひときわ大きな悲鳴をあげて、逃げるように教室から出ていった。
僕たちのお化け屋敷の評判は口コミで生徒の間に知れ渡り、教室の前に行列ができたほどだ。
大盛況のまま文化祭は幕を下ろした。
教室の片付けをしているところへ担任の先生がやってきて「みんなよく頑張ったな」と褒めてくれた。
しかし、先生が次に言った言葉を聞いて、クラスメイトのみんなは困惑した表情を浮かべた。

「そういえば言い忘れていたけど、今朝ナツミから電話があって、風邪で学校を欠席するそうだ」

ポル子
ポル子

文化祭でお化け屋敷、すごく楽しそう!

ナゾおじさん
ナゾおじさん

大成功だったようで何よりだ。

ポル子
ポル子

ナツミちゃんのお化けの仮装、見てみたいな。

ナゾおじさん
ナゾおじさん

でもお客さんが見たのは、本当にナツミだったのかな。

ポル子
ポル子

え、どういうこと?

ナゾおじさん
ナゾおじさん

先生が最後に、ナツミが風邪で学校を欠席したと言っているだろう。

ポル子
ポル子

ナツミちゃんがいなかったということは、お化けの格好をしていたのは一体誰だったの??

ナゾおじさん
ナゾおじさん

もしかしたら、本物のお化けが紛れ込んでいたのかもな。

ポル子
ポル子

あわわわわわ!

↓↓↓解説↓↓↓

 

 

 

 

 

【解説】
文化祭のお化け屋敷で、お客さんはみんなナツミ扮するお岩さんを見て悲鳴をあげていた。
しかし、その日ナツミは風邪で欠席していた.
一体誰がお岩さんの仮装をしてお客さんを脅かしていたのだろうか。
本物のお岩さんが紛れ込んでいたのかもしれない。

※この文章はフィクションです。実在の人物・団体・出来事などとは、一切関係ありません。

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