【意味がわかると怖い話】最後の寝言

意味が分かると怖い話

息子は4歳の頃、毎晩のように寝言を言っていた。
はじめのうちは「いやだ、いやだ」と呟くような寝言だった。
しかし、日を追うごとに寝言が激しくなった。
「こっちに来るな!」「誰か助けて!」「食べられる!」など、どうやら夢の中で何者かに襲われているらしい。
寝言だけでなく、眠っているのにベッドの中で大暴れするようになった。
そしてある夜、息子は一際大きな絶叫をあげたかと思うと、急に寝言を言わなくなり、穏やかな寝息に変わった。
それ以降、息子は全く寝言を言わなくなり、ぐっすり眠れるようになった。
起きている間は少しぼんやりしているようで、以前に比べて口数が減ったようだが、それまで毎晩のように激しい寝言に悩まされていた家族は、みんな安心した。
昨夜、6歳になった息子が久しぶりに寝言を口にした。
「だいぶ慣れてきた」

ポル子
ポル子

何か怖い夢を見ていたのかしら。かわいそう。

ナゾおじさん
ナゾおじさん

それにしても毎晩というのは、本人も家族も大変だったろう。

ポル子
ポル子

でも寝言を言わなくなってよかったわね。

ナゾおじさん
ナゾおじさん

本当に大丈夫なのかな。起きている間も少し様子がおかしいようだ。

ポル子
ポル子

急に人が変わったようになるのは怖いわ。

ナゾおじさん
ナゾおじさん

寝言の内容も気になるよな。「食べられる!」なんて普通じゃないぞ。

ポル子
ポル子

うーん。

ナゾおじさん
ナゾおじさん

そして最後の「慣れてきた」という寝言。一体何に慣れたというんだろう。

↓↓↓解説↓↓↓

 

 

 

 

 

【解説】
息子は夢の中で何者かに人格を乗っ取られたようだ。
「だいぶ慣れてきた」という寝言は、息子を乗っ取った何者かが、息子の肉体をあやつるのに慣れた、という意味かもしれない。

※この文章はフィクションです。実在の人物・団体・出来事などとは、一切関係ありません。

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