【意味が分かると怖い話】駅の悪夢

意味が分かると怖い話

その日は深夜まで残業をした。
急いで駅のホームに駆け込んだが、終電を逃してしまった.
誰もいない深夜の薄暗いホームで、しばらく息を整えながら自分の運の悪さを悔やんだ。
タクシーで帰るか、駅前のネットカフェに泊まるしかない。
いずれにしても駅から出なければならないので、とりあえず改札口へと向かった。

改札のそばに駅員が立っていた。
どうも様子がおかしい。駅員はうつむいたまま、ブツブツと何かをつぶやいている。
声をかけようとした瞬間、いきなりこちらに向き直った。
「とえおれがやだろきみあ?」
わけのわからない言葉を叫びながら、両手で私の肩をつかむ駅員。
「れがやむるえせたのふ!」
私の顔を見つめながら、両目を異常なほど大きく見開いたかと思うと、なんと眼球が飛び出して地面にぼとぼととこぼれ落ちた。
「うわっ!」
私は思わず声をあげ、駅員を押しのけた。
その反動で尻餅をつき、そのまま大慌てではうようにホームの方へと逃げる。
たまたまホームに電車が停車していたので、急いで乗り込んだ。
例の駅員も後を追ってきたが、ギリギリのところで電車のドアが閉じた。

駅員をホームに取り残したまま、電車がゆっくりと発進した。
私は膝から力が抜けてその場に座り込んでしまった。
あの駅員はいったい何者だったのだろう?
もう早く帰ってゆっくり眠りたい。

ポル子
ポル子

こわっ!

ナゾおじさん
ナゾおじさん

とんだ災難だったな。

ポル子
ポル子

目玉が飛び出る駅員って、めちゃくちゃこわくない?

ナゾおじさん
ナゾおじさん

深夜の駅という場所は、どこか不思議な世界につながっているのかもしれないな。

ポル子
ポル子

それにしてもこの人、よく逃げられたわね。私なら気絶しちゃいそうだわ。

ナゾおじさん
ナゾおじさん

そうだな。なんとか電車に逃げ込んだようだ。

ポル子
ポル子

不気味な駅員から逃げ切ったのね。安心した。

ナゾおじさん
ナゾおじさん

本当に安心できる状況なのか?

ポル子
ポル子

は?

ナゾおじさん
ナゾおじさん

もう一度よく読んでほしい。けっこうヤバい事になっているぞ。

ポル子
ポル子

えっ?まだ何かあるの!?

↓↓↓解説↓↓↓

 

 

 

 

 

【解説】
語り手は冒頭で「終電を逃してしまった」と言っている。
つまり、駅員から逃げるときに乗り込んだ電車は、本来は運行していないはずである。
この電車に乗ってしまったら、いったいどこに連れて行かれるのだろうか。
語り手の災難はまだまだ続きそうだ。

※この文章はフィクションです。実在の人物・団体・出来事などとは、一切関係ありません。

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